質疑応答

第3回ポイントオブケア超音波研修会にて皆様からいただいた質問を講師にご回答いただきました。
ご参考ください。

多田先生のご講演の中で、蜂窩織炎と壊死性筋膜炎の鑑別で、 壊死性筋膜炎に必ずガス像があるとは限らないという事でしたが、 ガス像が見られなければ鑑別困難ということでよろしいでしょうか。

疾患によりばらつきはありますが,ご存知の通りエコー(特にPOCUSのプロトコル)は総じて特異度は高いですが,感度にばらつきがあるという弱点があります。
壊死性筋膜炎も同様で,提示させていただいた文献では感度は約8割あるのですが,別の文献では頸部壊死性筋膜炎ではCTでのガス陽性所見は約4割と低い結果もあります。
またGroup A 溶連菌感染症ではそもそもガスが産生されません。
POCUSは臨床推論を基盤にエコー所見を上乗せすることで非常に有用となる手法ですので、 壊死性筋膜炎のような緊急疾患においてはあくまで臨床症状を重要視していただき(LRINECスコアを含め),エコー所見でガスエコーが得られればより確実性を増すことができると考えていただければ良いかと思います。

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